2009年04月17日
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下高井戸・桜上水間にかつて存在した踏切跡の実情・これが実は道だった!

Written By: 川俣 晶連絡先

 時間を置いてしまいましたが、下高井戸・桜上水間にかつて存在した踏切が現在の下水道台帳に記載!?の続きです。

 現地に実際に行って状況を見てきました。

場所 §

  • B~C間は過去に踏切があった箇所です
  • A~B間とC~D間は袋小路の道路として現存します

A~B間の現状 §

 A点よりB点方向を撮影。

 これが道路だとは、撮影に行くまで全く気付きませんでした!

 何回も前を通っただけに、本当にかなりショックでした。

A~B間

C~D間の現状 §

 普通の舗装道路として整備されています。行き止まりであることを除けば奇異なところはありません。

 写真はC点付近からB点方向を見たところです。

C点付近

旧踏切の現状 §

 以下はC点よりB点を撮影したものです。かつて踏切があった場所には、溝や黄色の印が付いた枕木等があります。これらの用途は私には分かりませんが、まだ何かの役割を果たしているのかも知れません。

旧踏切

2009/04/18追記 §

きむらたかし@三田用水さんよりご教示頂きました。

枕木の黄色いマークは、消防用ホースを線路下を通す場所の識別用です(その気になってみると、結構あります)

考察未満 §

 A点を左右に通る道路は杉並区と世田谷区の境界になります。つまり、A~B間とC~D間は、いずれも世田谷区に含まれています。ですので、別の区だから扱いが違う、ということも無さそうに思えます。なぜ道路の現状にこれほどの落差があるのかは今のところ分かりません。

感想 §

 近くには、他にも失われた踏切は存在します。しかし、これほどダイナミックな状況を示す事例はここ(A~B間)だけかもしれません。おそらく、上記の写真を見たら「ここが道である」とすぐ理解できると思いますが、単に横を通るだけでこれを道と認識するのはかなり難しいと思います。

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